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精神分析史の多様性

「精神分析史と人文科学」シンポジウム

PSYCHOANALYSIS

HUMANITIES

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NEWS

NEWSお知らせ

  • 2022.08.01
    遠藤不比人先生と藤井あゆみ先生によるCROSS TALK(対談)を公開しました。
  • 2022.07.13
    2022年度の「精神分析史と人文科学」シンポジウムの申込みを開始いたしました。
  • 2021.09.15
    2021年度のシンポジウムは無事に終了いたしました。多数のご参加をいただき、誠に有難うございました。

    【後日動画配信をお申込の皆様へ】
    後日動画配信を開始いたしました。
    後日動画配信をお申込みの方で、メールが届いていない方は、事務局(historyofpsychoanalysis@gmail.com)までお知らせください。

CONCEPT

CONCEPTコンセプト

フロイトは亡くなるちょうど2年前の1937年9月23日から「分析における構築」(Konstruktionen in der Analyse)という論文を書き始めました。フロイトは、考古学者の仕事と精神分析を重ね合わせながら、精神分析は埋没していた個人の歴史を復元しようとする試みであると述べています。過去が病をもたらし、過去の再構築が病から解放するという考えは、フロイトの初期の仕事「ヒステリー研究」から一貫して見られるものです。すなわち、精神分析史は、それそのものが、精神分析のなす仕事と重なり合うものでもあるのです。私たちはあまりに多くのことを忘れているのかもしれません。その過程や変遷を知らないままに今にしがみついているかもしれません。そして過去を知ることは自由をもたらすかもしれません。

本邦における精神分析史研究は、これまで様々な専門分野でおこなわれ、十分な繋がりを持ってきませんでした。本シンポジウムは、それらを統合する場を持つことを目的とし、精神分析史研究の更なる発展を目指すものです。精神分析史に関心を持つ人々が、多様な領域から広く集う場所になることを願いたいと思います。

助成・協力 科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金) 基盤研究(C)
「日本の精神分析史の構築」 (研究代表 西 見奈子)(令和2年度-令和4年度)

OVERVIEW

OVERVIEW概要

  1. テーマ
    「精神分析史の多様性」
  2. シンポジウム概要
    日時:2022年9月19日(月曜日・祝)13:00-17:00(受付12:30)
    会場:京都大学 百周年時計台記念館 国際交流ホールⅡ・Ⅲ
    (〒606-8501 京都市左京区吉田本町)
    定員:140名(コロナの感染拡大状況によっては変更あり)
    講演:『創造的なものとしての神経症あるいは神経質——精神分析、ドゥルーズ、森田正馬』
    司会:松本 卓也
    講師:千葉 雅也
    シンポジウム:司会:西 見奈子
    シンポジスト:上尾真道・鈴木菜実子・ニコラ・タジャン
    指定討論:池田暁史・遠藤不比人
    申込締切:2022年8月31日(水曜日)

MEMBER

MEMBERメンバー

企画
講演
シンポジスト
指定討論
  • 西 見奈子(にし みなこ)

    1978年鹿児島生まれ。京都大学大学院教育学研究科准教授。博士(心理学)。精神分析家。専門は精神分析、精神分析史。著書に『いかにして日本の精神分析は始まったか―草創期の5人の男と患者たち―』(みすず書房、2019)、編著書に『精神分析にとって女とは何か』(福村出版、2020)、『教育相談支援 子どもとかかわる人のためのカウンセリング入門』(2010、萌文書林)。共著書に「ライフステージを臨床的に理解する心理アセスメント」(金子書房、2021)「いのちを巡る臨床~生と死のあわいに生きる臨床の叡智」(創元社、2018)他。

  • 松本 卓也(まつもと たくや)

    1983年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科准教授(精神病理学)。博士(医学)。著書に『人はみな妄想する ジャック・ラカンと鑑別診断の思想』(青土社、2015年)、『享楽社会論』(人文書院、2018年)、『創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで』(講談社、2019年)、『心の病気ってなんだろう?』(平凡社、2019年)など。訳書にヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト ラカン派精神分析と政治理論』(共訳、岩波書店、2017年)、ニコラ・フルリー『現実界に向かって――ジャック=アラン・ミレール入門』(人文書院、2020年)、ダリアン・リーダー『ハンズ――手の精神史』(共訳、左右社、2020年)などがある。

  • 千葉 雅也(ちば まさや)

    1978年、栃木県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科 教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は哲学、表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書に『動きすぎてはいけない——ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出文庫、第4回紀伊國屋じんぶん大賞、第5回表象文化論学会賞)、『勉強の哲学』(文春文庫)、『意味がない無意味』(河出書房新社)、『デッドライン』(新潮社、第41回野間文芸新人賞)、『オーバーヒート』(新潮社、「オーバーヒート」第165回芥川賞候補、「マジックミラー」第45回川端康成文学賞)、『現代思想入門』(講談社現代新書)など。

  • 池田 暁史(いけだ あきふみ)

    大正大学心理社会学部教授/個人開業 精神分析家
    山形県生まれ。1999年東京大学医学部卒業。東大病院精神神経科、杏林大学医学部精神神経科学教室、文教大学人間科学部を経て、2022年より現職。また2017年より、東京・恵比寿で精神分析個人開業。著書に『メンタライゼーションを学ぼう』(日本評論社)など。近刊に訳書『ナルシシズムとその不満』(G・O・ギャバード & H・クリスプ著,岩崎学術出版社)。

  • 上尾 真道(うえお まさみち)

    1979生。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、広島市立大学准教授。精神分析・思想史・哲学。著書に『ラカン 真理のパトスーー一九六〇年代フランス思想と精神分析』(人文書院、2017)、『発達障害の時代とラカン派精神分析』(共編著、晃洋書房、2017)など。

    「父なき社会」と第二局所論
    ――フロイト、フェデルン、ケルゼン、シュミット

    第一次世界大戦直後、ヨーロッパが被った社会秩序の大変動の反響を、精神分析はどのように受け止めたのか。本発表はとりわけフロイト理論におけるその痕跡を、『集団心理学と自我分析』および『自我とエス』を参照しつつ、社会主義者・精神分析家フェデルンや、法哲学者ケルゼン、シュミットなど、同時代の思想的付置との関連から検討する。

  • 遠藤 不比人(えんどう ふひと)

    1961年東京生まれ。博士(学術、一橋大学)。東京都立大学人文学部助教授、首都大学東京准教授を経て、現在成蹊大学文学部教授。University College London Visiting Professor (2012-13) を歴任。単著:『死の欲動とモダニズム』(慶應義塾大学出版会、2012年)、『情動とモダニティ』(彩流社、2017年)、共著:Knots: Post-Lacanian Psychoanalysis, Literature, and Film (Routledge, 2019)、共編著:The Pleasure in/of the Text: About the Joys and Perversities of Reading (Peter Lang, 近刊)、訳書:トッド・デュフレーヌ『<死の欲動>と現代思想』(みすず書房、2010年)、ジョージ・マカーリ『心の革命——精神分析の創造』(みすず書房、2020年)ほか。

  • 鈴木 菜実子(すずき なみこ)

    駒澤大学文学部心理学科
    略歴:1982年宮城県生まれ。駒澤大学文学部心理学科准教授。博士(心理学)。
    専門は精神分析、精神分析的心理療法。共著『精神分析にとって女とは何か』(福村出版、2020)、共訳書J・S・シャーフ『サイコアナリシス・オンライン : 遠隔治療のための知識とトレーニング』(岩崎学術出版社、2021)、S・フロイト『フロイト症例論集2 ラットマンとウルフマン』(岩崎学術出版社、2017)、フレデリック・N・ブッシュら『パニック症と不安症への精神力動的心理療法 』(金剛出版、2015)、S・フロイト『フロイト技法論集』(岩崎学術出版社、2014)ほか。

    精神分析と応用精神分析の世界史

    精神分析は成人の神経症への治療法から始まり、対象と範囲、その方法と理解を拡大しながら世界中に広がっていった。こうした応用は、逆説的に真の「精神分析」とは何か、誰が「精神分析」を行うことができるのか、という問いを生み、精神分析の政治と権力をめぐる戦いを巻き起こした。当日は、精神分析とその応用の歴史を、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、南米、日本の状況をとりあげて検討したい。

  • ニコラ・タジャン

    京都大学大学院人間・環境学研究科・特定准教授(2019年2月から現在に至る)
    「自閉症に関わる精神分析家・心理療法家と準会員の国際組織CIPPA」 第1回「ジュヌヴィエーヴ・ハーグ」賞(2022年5月14日)
    International Mental Health Professionals Japan, President (2019年2月から現在に至る)
    International Institute of Psychoanalysis,teacher, Brasil(2022年から現在に至る)
    心理師(2005年から現在に至る)精神分析家(2017年から現在に至る)

    フランスにおける自閉症治療の歴史:精神分析的臨床の貢献

    2013年から、「広汎性発達障害」と呼ばれるものに代わって、「自閉症スペクトラム障害」が登場した。この変化はどのように説明できるだろうか? それはどのようにして生じ、何をもたらしたのだろうか? 自閉症の本質を説明するためには、その歴史を紹介する必要がある。19世紀のフランスの医師たちによる「典型的ではない子ども」に関する研究を紹介した後、20世紀にフランスで発展した自閉症の定義、予防、治療について詳しく説明する。この点からも、精神分析家の貢献の大きさを示したい。

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お問い合わせ
「精神分析史と人文科学」シンポジウム事務局 historyofpsychoanalysis@gmail.com

CROSS TALK対談